で、
別の患者さんが、
「先生、エゴスキューって知ってる?」と。
「いいえ。どんなことするんですか?」と私。
「ただ寝転んで椅子の上に足を上げるだけやねん。」と。
「で、寝る前にやって朝起きると、痛みが違うねん。」と。
で、エゴスキューのことを調べてみた。
方法などはわかったが、理論的なことはナニも書いてない。
固いところで寝転ぶので、姿勢の矯正力はありそう。
それに、股関節自体にもめちゃめちゃ繊細な牽引力がかかりそう。
このどちらかが効いているとにらんでいるが、定かでは無い。
で、実は私自身もエゴスキューを試してみたことがある。
一時期股関節の可動域減少と痛みを感じはじめていた時があり、
ウォーキングや、姿勢改善のためのことをやっていたが、良くならず、
エゴスキューを毎日寝る前にやってみた。
1週間、2週間と続けてやっていたが、変化がみられず、
1ヶ月が過ぎてからのこと、
「ん?なんかパトリックテストの可動域が良くなってる?」と感じ、
それからは、一気に痛みが消失し、可動域も回復。
「こりゃスゴい。」とは思ったが、1ヶ月以上も経ってではナニで治ったのかは正直わからない。
で、総括すると、関節唇(かんせつしん)と呼ばれる、襞(ひだ)のような部分が、
関節の動きに巻き込まれて挟まれて痛むパターンが前者で、
神経系の不具合によって関節に正常ではない動きが長い年月強いられて
痛みが起こったのが後者ではないか
と、考えている。
前者はまれであり、ほとんどは後者であるとも考えている。
というように、股関節に対しての治し方の確証は得られていないものの、
治る可能性はある、という確証は得られたと言えるでしょう。
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