お腹に力が入らない、という年配の方の原因とは

つぶやき

問診をすると、「お腹に力が入らない」という方が時折おられます。

 

だいたい70代以上の方くらいでしょうか。

 

そういう方は決まって円背(猫背)や側弯(背骨が左右に歪む)をお持ちです。

 

その猫背は固まっているわけではなく、

寝転べば伸びて、立ったり座ったりすると猫背になってしまう、というのが特徴です。

 

筋力テストなどを実施すると腹筋は普通にできて、

背筋のような反り返る運動が全くできません

 

なので本人の自覚の「お腹に力が入らない」というのは間違いです。

 

つまり、背筋群に力が入ってないのです。

 

その原因とエビデンスは全くありませんが、

私はこのように考えています。

 

例えば、認知症

 

記憶障害の他にパーキンソン病などのように運動機能に障害が出る場合もあります。
(パーキンソンは私が習ったのは違う原因でしたが・・・)

 

さらに空間認知機能幻聴幻覚なども起こります。

 

これらの原因はアミロイドβが神経細胞に障害を起こすと言われていますが、

この物質が付着する神経細胞の種類によって症状が変わってくると考えます。

 

つまり、原因は同じで、

 

姿勢をコントロールするところ(たぶん網様体というところ)に

このアミロイドβが悪さをしていると考えています。

 

ということで、認知症の症状のひとつとしてとらえるべきだと思います。

 

で、改善の方法は?

 

改善方法を考える前になぜ認知症となるのか?です。

 

私は認知症は”神経の錆(さび)”と考えています。

 

なので、回復にはとにかく出力(神経を使う)すること。この一点。

 

それと薬の影響もあるのではないかと体感的に思います。

 

特に睡眠薬です。これは絶対アカンやつです。

 

睡眠薬を飲んでいる人に必ず伝えるのは、

一日や二日寝なくても死にませんよ。

 

眠たくなればいつ寝てもいいし、眠たくなければ寝なくてもいい、

夜寝なければならない法律はないですよ、と。(笑)

 

認知症対策としてウォーキングは効果が実証されつつあります。

 

対認知症として考えるならば、やはりウォーキングは外せません。

 

ウォーキングには神経系を回復させる効果があるのは間違いナシです!

 

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