人手不足です。汗
で、最近現場に出ることがちょくちょくあります。
とある患者さんとのことです。
主訴は腰痛。
なんだか腕もむくんでますね~と伝えると、
「左親指が痛いんです」と。
フィンケルシュタインテストは陰性、CM関節に圧痛あり
転倒などはしていない、ということでCM関節症の疑い。
「病院に行きました?」
「いえ、行ってません、それより右手はしびれてます」
「はぁ?」
左右の母指球を比較すると右側が少し膨らみが小さい。
どうやら手根管症候群。
「あ~やっぱりそうなんですね~」
これもやはり病院へは行っていないという。
「はあ、自分で調べたらそれが出てきたので」
「これが出来ないので」と、パーフェクトオー、つまりOKのジェスチャーができないという。
ティアドロップサイン陽性
ここまで自分で調べておいてものすごく状況が悪いことに自覚がない。
なんで病院へは行かない?と聞くと、行っても治らないでしょ、と。
いやまぁ、そうかもしれんけど、普通行くでしょ?
対処の仕方を伝えると、そんなめんどくさいこと出来る気がしないという。
それらがもっと悪くなるとどうなるのかも伝えたが、
自分で改善していく気が無い。
どういう心理状況なのだろう。ちょっと理解できない。
知識がないとそうなるのか?それとも諦めてる?
その方はまだ50代だ。
自覚を持つにはどうすれば良いのだろう
私は毎日ウォーキングをしているので、
「あ~今日は右手がむくんでる感じするな」とか
「足取りが重いな」とか
毎日歩いていると調子の良し悪しがよくわかる。
やればわかるが、やらずにわかる方法はあるのだろうか?
以前毎日施術している時の話だが、
私は施術前に必ず患者さんの背骨を触診する。
(専門用語ではモーションパルペーション、クイックスキャンともいう)
それをやっていると、毎週や隔週でも定期的に通っていただいている方は
前回との違いがわかるのだ。
(私が覚えているのではなく、私の手のひらが覚えている)
「あれ?ちょっと良くなってますね。」と正直に伝えると、
「え?わかる?仕事中にしょっちゅう(背筋を)伸ばしてたのよ」
という感じである。
他の施術者が違いがわかるかどうかは知らないが、
定期的に通院すると、少なくともそういう機会があるのは確か。
そういう機会とは、他覚的に評価してくれること。
なかにはオーバー目に悪いと伝えて通院さそうとする施術者もいるのも確か。
ひょっとして前述した患者さんは私のことをこのように捉えていたのかもしれない。
正当な評価を正確に伝えるって難しいものです。
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