頭蓋骨とひとくくりにしてますが、実は頭蓋骨もいくつかの骨によって構成されています。
その骨のパーツとパーツの間にはちゃんと関節が存在します。
つまり歯車のギヤが一つ一つ噛み合っており、
ある方向に力が加わると遠いパーツも間接的に作用します。
特に第1頸椎と直接接している、後頭骨(こうとうこつ)は
背骨(姿勢)の影響が直接でやすいと言えます。
背骨の上に頭蓋骨が乗っていますが、
その第一頸椎と関節する唯一の頭蓋骨がこの後頭骨です。
姿勢によって頭蓋骨が影響するところはココだけではありません。
骨との連結ではないですが、
アゴの骨や舌骨(のど仏の上にある骨)などを介して
筋肉によって引っぱられているので、
間接的に影響があります。
つまり姿勢が悪いことで体の前面の筋肉たちの短縮が起こり、
引っぱられることで頭蓋骨への影響が考えられます。
長い年月をかけて頭蓋骨の各パーツ自体の形状が歪み、
神経の通路などを歪ませて、
神経自体引っぱられたり圧迫されたり物理的な影響によって
神経障害が発生すると考えています。
もちろん、姿勢だけが問題であるとは言い切ることはできませんが、
このような影響がある可能性は十分に考えられると思います。
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