当事業所利用者さんにとっても多い、背骨の固定術の手術。
ざっとカンタンに説明しよう!
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など、損傷された
椎間板や椎体(ついたい)(背骨のひとつの骨のこと)を
上と下の骨をボルトなどでくっつけて固定する手術です。(説明カンタンすぎて伝わらない?)
これにより、ある程度症状が取れる方も居られるかもしれませんが、
その後にどうなるのかをお伝えしなければなりません。
まず、手術なので、脊髄をおおっている膜、硬膜などを切ります。
これにより後々にしびれなどが出てくる可能性が高くなります。
(今回はこの詳しい説明は置いときます)
これは固定術に限らず、背骨の手術ならば大体そうです。
それから、一番重要なことがあります。
それは、固定したところのその上下がやられてくるってことです。
固定したところっていうのは、当然動きませんので、
その動きをカバーするのが、その上下の関節や椎間板になります。
そこが動きすぎる=炎症が起こりやすくなる=変形する
ということになります。
以前このブログでも述べましたが、変形=痛み ではないのですが、
痛みが出やすいところというのは、動くところか動かないところかというと、
動くところになります。
例えばスマホの充電コードや電化製品のプラグの付け根が使っているうちに
ちぎれるような損傷が起きてきます。これです。
これが損傷のメカニズムで、そこに大きな可動性を強制されるので起こります。
手術されたどなたに聞いても、後々このようなことが起こることは説明されていませんでした。
手術前に説明すべきだと思います。
手術で逆転満塁ホームランねらって受けられると思いますが、そんな都合の良いことはありません。
なぜそのようになったのかを理解しない限り、
手術しても以前よりもっともっと悪くなっていきます。
手術して痛みが取れても本当に治ったとは言えません。
手術を選択されようとされている方はよく考えて行ってください。
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