交通事故によるむち打ち症でやってはいけないこと④

つぶやき

③からのつづき

 

首に話を戻しましょう。

 

損傷を受けた首に対しての施術は基本的にはできません

動きすぎている関節に対しては原則触れません。

 

 

ではどこを触るのか?

 

カイロプラクティック的には首以外の場所

 

例えば首から下の頸胸移行部(首と背中の間くらいのところ)の可動域を広げることや、

腰や胸腰移行部(背中と腰の間くらいのところ)の可動域を広げたり、

首の仕事をそれ以外のところを少しずつ仕事をがんばってもらえるようにし、

相対的に首の負荷を減らす、っていう方法となります。

 

 

でも、むち打ちになると首の骨はズレないの?という疑問が浮かび上がりますよね?

 

ズレるかズレないかというとズレる可能性はあります。

 

それを治そうとして整体などで首を安易にバキッとされてしまうと、

損傷はひどくなるので注意しましょう。

 

 

バキッにはどういう意味や効果があるのかは別の機会にするとして、

結論をいうと、バキッにはズレを修正することはできません

 

この場合には首をバキッとするのは不向きというか逆効果です。

首以外のところには有効ってことです。

 

 

先ほどの首の下らへん(頸胸移行部)もバキッとすべきところですが、

それをやるには首にも少なからず負荷が掛かってしまうので、

かなり精密で訓練された技術が必要となります。

 

 

なので、損傷の具合によっては直後にはできないこともあります。

 

そういうことなどを考えながらの治療となるのです。

 

⑤へつづく・・・

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