やってはいけないストレッチ③

カラダの雑学(豆知識)

②からのつづき

 

一般的にはケガの予防が一番かと思います。

ですが、スタティックストレッチでケガは予防できません

 

なぜかって?

 

例えば捻挫などは筋肉(神経)のパフォーマンスが関係しています

(くわしくはパフォーマンスの向上のトピックを参照してください)

 

パフォーマンスを回復させると言われているストレッチもあります。

 

それはダイナミック(動的)ストレッチといって、

神経回路を使ったストレッチなので、理屈としては理にかなっていますが、

これで本当に回復できるのかどうかは私にはわかりません。

 

また、ストレッチは必要ないという治療家もいます。

 

私はいるかいらないかというと、いる派です。

 

ストレッチの目的は可動域の維持、拡大ってのが大筋だと思います。

 

そもそも筋肉が短縮(ちぢむ)のはなぜ?

 

私は神経障害だと考えています。

神経障害が起こると筋肉が過緊張を起こし、可動域を少なくします。

神経が回復すれば筋肉の短縮も和らぐ可能性もありますが、

長年短縮した筋肉は物理的に伸さなくては元に戻りにくいからです。

 

しかし神経の回復がなされていない状態、でのストレッチは

不要どころか有害になってしまいます。

 

そのことを考えるとストレッチは不要だ

という治療家がいることも納得できます。

 

結局その時に行う、ストレッチの目的、が何なのか、

ということが一番重要ではないでしょうか。

 

可動域を維持・回復させたいのか、

それとも、パフォーマンスを回復させたいのか、

と、この二つの目的のどちらかだと思います。

 

可動域を回復させたいストレッチをするならば、

普段やっておく、スタティックストレッチ

 

運動前にパフォーマンスを回復させたいのであれば、

一般的にはダイナミックストレッチ、ということになります。

 

(何度も言いますが、ダイナミックストレッチはパフォーマンスを回復

させられるかどうかは私には実証できていません

 

私はパフォーマンスの回復には

運動前にしっかり時間をかけて歩けば事足りると考えています。

ランニングではなく、ウォーキングです。

 

やってはいけないストレッチは、ストレッチそのものを理解し、

各筋肉を的確にストレッチできるスキルは最低限必要ですし、

目的に応じて行う必要がある、ということだけは言えるでしょう。

 

ですので、一般の方はどうすればよいのかというと、

例えば、太ももの後ろ側の筋肉を伸したい、とすると、

それを検索してみれば伸す方法がカンタンにわかります。

 

しかし、そもそもそこをなぜ伸したいのか、伸す必要があるのか、

を先に考えるべきでしょう。

 

(一般の方には特にここら辺が重要ですが、専門家でも意見が

わかれるところですので、判断は難しいでしょう)

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